■「おはよう」の一言

🔶根っこワークワンポイント配信

20250318

 

■「おはよう」の一言

 

最近、スーパーのレジもどんどん無人化が進み、

誰とも話さずに買い物ができる時代になりました。

 

確かに便利。

でも、その反面——

 

「人と人のつながり」って、

どこへ向かっていくんだろう?

 

ふと、そんなことを考えたとき、

思い出した話があります。

 

 

👵「おはよう」が、生きる理由になった日

 

スーパーのレジで働く幸子さんには、

毎朝決まってやって来るおばあさんがいました。

 

小柄で、背中が少し丸くなったその人は、

いつもゆっくりとレジに並び、

幸子さんが 「おはようございます!」 

と微笑みながら声をかけると、

おばあさんも優しく微笑み返してくれる。

 

それが、彼女にとって 

「当たり前の日常」 

 

でも、ある日を境に、

おばあさんは姿を見せなくなりました。

 

1日、2日…1週間経っても、現れない。

 

「体調でも崩したのかな?」

 

そんな風に思いながらも、

忙しい日々に追われ、

彼女の中でおばあさんの存在は、

少しずつ遠のいていきました。

 

🕊 数週間後、知った事実

ある日、スーパーの外で、

見覚えのある女性とすれ違いました。

 

「あれ? たしか…」

 

声をかけると、

その女性はおばあさんの娘さんでした。

 

そして、彼女はこう言ったのです。

 

「実は…母が先週、亡くなったんです。」

 

彼女の胸がギュッと締めつけられました。

 

でも、娘さんは涙を浮かべながら続けました。

 

「母はね、あなたに会うのが楽しみで、

毎朝スーパーに通ってたの。」

「あなたの ‘おはよう’ が、

母にとって生きる理由だったのよ。」

 

言葉を失いました。

 

たった一言。

たった数秒の会話。

それだけのことが、

誰かの 「生きる意味」 になっていたなんて——。

 

 

💡 もしかしたら、あなたの言葉も誰かの支えになっているかもしれない

毎日、何気なく発する言葉。

 

「おはよう」

「ありがとう」

「元気?」

 

もしかすると、そのたった一言が、

誰かの孤独を癒し、

心を温めているのかもしれません。

 

私たちは気づいていないだけで、

すでに誰かの人生に光を灯しているのかもしれない。

 

🌏 つながりが生む、新しい世界

✅ 競争ではなく、支え合う世界

✅ 守るのではなく、与え合う関係

✅ 孤独ではなく、共に成長する人生

 

 

何か特別なことをしなくてもいい。

ただ、ほんの少しだけ「つながり」を

意識してみるだけで、

人との関係は、きっと変わっていく。

 

今日、あなたは誰に声をかけますか?

 

あなたの何気ない言葉が、

誰かの心をそっと支えているかもしれません✨

 

今日も、素敵な一日をお過ごしください。

 (❁´◡`❁)💕

 

文責)山上マミ