■奇跡のグループ

🔶根っこワークワンポイント配信

20250218

 

■奇跡のグループ

 

ある日、心が凍るような孤独を感じた午後

静まり返った部屋で、

時計の針の音だけが響く。

 

「また、今日も誰とも話していない…」

 

何気なくスマホを手に取り、SNSを開く。

豪華な食事、楽しそうな旅行、知らない誰かの笑顔。

 

「私には無縁だわ」そうつぶやきながらも、

ある投稿に目が止まりました。

 

「スーパーで大根を買ったら、

思ったより高くてびっくり!

でも孫が好きな煮物を作ろうと思って…頑張りました。」

 

——こんなに普通の投稿なのに、

なぜか心が温かくなったんです。

 

コメントを書く、

「わかります!私も昨日、高くてレジでドキッとしました(笑)。お孫さん、きっと喜びますよ!」

 

画面越しに、知らない誰かと笑い合った体験。

 

SNSで広がる“共感”の輪

心理学には「共感バイアス」という言葉があります。

人は、自分と同じ経験をしている人を見ると、

心が自然と引き寄せられるそうです。

 

特に私たちのように、

変化の多い人生を歩んできた世代にとって、

「わかるよ」「私も同じ」という一言は、

心に寄り添う魔法の言葉。

 

「60歳からの青春」というSNSグループは、

まさにその魔法の言葉であふれています。

 

1万4千人が「年金が足りなくて不安」

「孫に会えなくて寂しい」

そんな本音を話し合い、

「わかるよ」「私もそう」と

声をかけ合っています。

 

“凄い”より

“ありがとう”の方が嬉しい

 

先日のオフ会で、ある女性が言いました。

「昔は“すごいですね”って言われると嬉しかったけど、

今は“ありがとう”って言われる方が心に響くんです。」

 

私たち世代はもう、

“誰かに勝ちたい”とは思っていません。

 

ただ、「誰かの役に立てた」

「誰かが私の言葉で笑ってくれた」

それが一番の喜びですよね。

 

オフ会で配られたバレンタインのプレゼントもそうでした。

管理人が用意したものを

「皆さんからのプレゼントです」と配ると、

「え、私も“あげる側”になれてる?ありがとう!」と

笑顔がこぼれました。

 

共感の時代は、

“誰かがすごい”ではなく、

“私も誰かの役に立てた”と

感じられる時代なんです。

 

 

科学が証明する“共感”の力

最新の研究では、

「共感」することで脳内のオキシトシン(幸せホルモン)が

分泌されることがわかっています。

 

オキシトシンは不安を減らし、

安心感を与えてくれるホルモンです。

 

つまり、SNSで誰かと“共感”するたびに、

私たちの心は少しずつ穏やかになっていくのです。

 

「SNSは疲れる」

「誰かと比べてしまう」——

そう感じてしまう時代は終わりつつあります。

 

これからは、誰かと共感し合い、

「私もそうだよ」と言える場所として、

SNSは変わり始めています。

 

SNSで“共感”を楽しむための4つのステップ

 

●何気ない日常を投稿する

「今日の夕飯は失敗しちゃった」

「散歩で見つけた小さな花」

——小さなことほど共感されます。

 

●誰かの投稿にひと言コメントをする

「わかります」「私もそうです」

——その一言が、誰かを笑顔にします。

 

●写真や動画は不要。言葉だけで十分

素直な気持ちを書くだけで、

誰かが共感してくれます。

 

●共感できるコミュニティを探してみる

「60歳からの〇〇」「大人の趣味」

——自分と似た価値観の人が集まる場所は必ずあります。

 

 

 

SNSはもう、

“比べるため”ではなく

“共感するため”のもの。

たったひと言で、

あなたも誰かの“もうひとつの家族”になれる

 

「SNSなんて…」と思っていた私が、

“ありがとう”でつながる仲間の輪に

感謝しかないです。

 

 

今日も素晴らしい日をお過ごしください。

(❁´◡`❁)💕

 

文責)山上マミ