🔶根っこワークワンポイント配信
20240823
■アンチエイジング
おばあちゃんが61歳の時、伯母が新聞に投稿した記事がでてきました。
伯母夫婦が共働きで、おばあちゃんが、子育てをして、ご近所付き合いもしていました。
わたしも夏休みに、おばあちゃんの家に行く事を楽しみにしていました。
母に叱られたときに、おばあちゃんが助けてくれたことは、心の宝物にもなっています。
小さな家族のなかでも、おばあちゃん、おじいちゃんがいる家庭の中では、多少の間違いも、その存在に助けられ、優しさや、人との関わり方が、育まれていると思います。
自然界の動物は、老いて動きが悪くなると、食べられるか、あるいは食べることができなくなって生きていけないから、老いる前に死に向うそうです。
それに対して、人間には進化の過程で、積極的に老いが必要だったそうです。
経験から積み重ねた知恵が、集団の存続に大きな役割を持っています。
サルなども同じように集団を形成しますが、社会性はないので、老いたものの居場所はないようです。
人間社会は、老いた人がコミュニティにいるほうが、生きるうえで有意義なことがあったという。
「おばあちゃん仮説」を一歩進めた説で、
老いた人が社会の役に立つからです。
ネットワークビジネス業界にも、70代、80代でご活躍されている、素敵なリーダーさんがたくさんいらっしゃる。
年齢や世代に関係なく、
仕事をし、生き方そのものが、「憧れの人」です。
それは若いメンバーや、家族をも、勇気づけることにもなっています。
アンチエイジングが流行っているし、
AIを使いこなせないと、時代についていけないと言う考え方もあるでしょう。
しかし、人との繋がりや、優しさ、経験から生み出された知恵こそ、人間らしさを育む上で大切なものと感じます。
文責)野口悦子